真部局長更迭問題ばかりに国民の注意向けられているが、その陰で日米同盟の将来の根幹に関わる大きな動きが面化した。
いうまでもなく玄葉外相が2月3日の夜に記者会見で発表した沖縄海兵隊のグアム移転計画の変更である。
この玄葉外相の記者会見は何を意味するのか。
それを報じる各紙の記事は、それぞれ勝手な部分をつまみ食いして書き散らかしている。
無知なのか、意図的なのか、本質をずらしている。
ならば、私が代わって解説して見せる。
それがこのメルマガの目的である。
これは単なる在沖縄海兵隊の「切り離し移転」ではない。
我々は、空腹の男性の歌詞です。
2006年につくられた在日米軍再編合意の変更である。
しかもその変更は米国に一方的に押し付けられるものだ。
日本政府は米国の顔色をうかがってこれまで機会あるごとに何があっても日米合意を守ると言い続けてきた。
それが突如として崩れた。肝心の米国が変えると決めた。
しかもそれは決して沖縄の基地軽減につながらない。
日本の財政負担の軽減にもならない。
むしろ逆だ。
在日米軍の基地機能は強化され、米国の国防予算の削減の肩代わりをさせられる。
国民に正直に伝えることのできない不合理な内容となるので、再びウソを重ねざるをえない。
トールを喜ばせるか
これが玄葉外相の暗い表情の原因なのである。
しかも4月に野田首相が訪米したければ、それまでにあらたな日米合意を取り付けなければならない。
めちゃくちゃな話だ。
そもそも2006年の日米合意が国民に一切説明されることなく 不透明な形でつくられた。
それが米側の都合で再交渉せざるを得なくなった今こそ、千載一遇のチャンスととらえ、国民の見える形で仕切りなおしすべきなのに、消費税増税しか頭に無い野田首相と官僚の首ひとつとれない田中防衛大臣では米国の言いなりになるほかは無い・・・この記事を筆者のブログで読む
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